認知症と向き合い、もがく日々の記録。

認知症になった母と向き合う日々を綴ります。

認知症と向き合うって。

母が認知症になった。

最初は年相応の物忘れと思ってた。

色々ショックな事が重なってから
目に見えて症状が進んだ。

母の人生は苦労と我慢ばかりだった。

割を食ってばかりの人だった。

年を取って、
やっと穏やかに暮らせると思ったのに
今度は認知症...。

同じ話を繰り返す典型的な症状。
繰り返す話が昔の辛かった事ばかり。

色々忘れてしまうなら、
嫌な記憶が丸ごと消えてしまえば良いのに。

いつか私の事も忘れる日が来る。

『貴女はだれ?』と聞かれたら
きっと寂しいし切ないだろうけど
母が少しでも穏やかに過ごせるなら
早く忘れてしまえば良い。

ネットで認知症の人は近しい人ほど
気持ちをわかって欲しくて、
怒ったりワガママになったりすると
書いてあった。

確かに今まさにそんな状態だ。

私もついつい理不尽な物言いに
イラついてしまう時もあるが
病気が言わせてる事と自分に言い聞かせる。

この先もっと症状が進めば介護認定を受けて、
プロの手も借りなければ、やっていけないが
認定を受けるためには本人への聞き取りなどが
あると聞いた。

数分前にかけてきた電話も
忘れてしまう母だけど
まだしっかりしている部分もある現状では
傷つけてしまうのではないかと躊躇してしまう。

とはいえ、介護保険を使わなければ
お金に余裕のない我が家は乗りきれない。

いつまでもキレイごとは言っていられない。
わかってるけど、割り切るのが難しい...(*T^T)