認知症と向き合い、もがく日々の記録。

認知症になった母と向き合う日々を綴ります。

失礼な。(⁠ب⁠_⁠ب⁠)

テレビでやっていた遺産相続の特集を観て

母が、

『ウチはそんな事にならないって思ってても

何やかんやと争うのよね〜』と言った。

 

母方の親族で相続の話になった時に

普段お金の事など何も言わなかった叔母が

権利を主張したのを見てガッカリした事が

あるらしい。

 

これは母に認知症の症状が出る

何年も前から聞いていた話だが

色々忘れてしまう今でもたまに話す事がある。

(若干、以前聞いた時より細かい部分の

時系列がおかしかったり

恐らく妄想で盛っている足された内容も

あるが…(⁠^⁠~⁠^⁠;⁠)⁠)

 

その母の昔話を聞いて

ふと私の主人と以前話した事を思い出した。

 

主人は2人兄弟で

お義兄さんが主人の両親と暮らしている。

義両親はどちらも健在なので

もちろん普段はこんな縁起でもない話は

わざわざしないが、

随分前に今回と同じように

テレビでたまたまやっていた相続問題を観て

『ウチはこんな事で争うのやめようね。

お義父さん達が仮に何かしら財産を

残したとしたら

お義兄さんが受け取るべきよね。

私らは遠くにいて何もしてないんだから。』

と私が言うと主人も同意見だった。

 

という、話を母にしたところ

『争わないって言ってても

そうなっちゃうものなのよ…』と言われた。

 

確かにいつか、そういう段階になった時に

主人が心変わりして

『俺にも権利がある』と絶対言わないかと

言われれば主人とはいえ

人の気持ちだから絶対とは言えないけど

少なくとも私自身は100%争わないと

断言出来る。

 

それに、母も主人がとても優しい人だと

知っているので、私がこの話をしたら

『そうそう、お義兄さんが一番大変。

アンタ達夫婦が同じ意見で安心したわ。

兄弟が争うなんて見てられないもんね。』と

言ってくれると思っていた。

 

が、まさかの争う発言。

母に悪気がないのは分かるし

主人を悪く言うつもりじゃないのも分かる。

 

でも、何か無性にイライラして

『確かにA君(主人)が心変わりしないかって

言われたら私じゃないから絶対とは

言えないけど、それでも今、私らは

全部お義兄さんにって思ってるんだわ。』と

言うと、

『A君がそうするって思ってる訳じゃないよ。

でも、多かれ少なかれ揉めるもんなのよ。』

と言われた。

 

まだ言うか!!(⁠눈⁠‸⁠눈⁠)

 

仮に揉めるとしたら

義両親がとんでもないマイナス財産を残したら

それは引き継げないし、放棄するけど

 

普通にプラス財産で残したものに関しては

いらないと思っているから

『絶対争う』みたいに言われるのが

スゴく嫌だった。

 

兄弟2人で片方がいらないと

言ってるんだから争いようがないし

例えばお義兄さんが、その時になって

私に対して

『そばにいて大変だったのは俺だから』

とか言って、牽制するような事が起きたとしたら

(そんな事言う人とは思えないけど…)

『私もそう思ってたから、どうぞどうぞ』と

言うつもりでいる。

 

他にも兄弟がいてとかなら

他の事はわからないから何とも言えないが

少なくとも私達夫婦は、争いには

加わるつもりがない。

 

そもそも、親の残すものをアテにする

つもりはないから。

 

それなのに何か嫌な言い方をされたので

めちゃくちゃムカムカした。

 

でも思った主張を貫くしか出来なくなって

悪気のない母にこれ以上言い返しても

疲れるので、話題を切り替えて

話を終わらせた。

 

ただ、実家から自宅への道中はず〜っと

『大事な事どんどん忘れちゃうくせに

頑なに自分の意見ばかり主張して

うるさいわ。失礼な。旦那に謝れ!』と

車の中で毒を吐きながら帰ってきた。

 

一人きりの時は暴言吐いても

許して欲しい。

 

って、ブログに書いちゃってるけど…。