認知症と向き合い、もがく日々の記録。

認知症になった母と向き合う日々を綴ります。

無事退院。

再入院していた兄が退院した。

思ったより入院期間も短く済んだ。

来月中旬までは自宅療養が必要だし

傷口はまだ痛むらしいが

食欲もあり顔色も良い。

 

前回の入院中は、母からの

1日30回を越える鬼電が凄かったので

今回も覚悟していたが

兄にも私にもほとんどかけてくることは

なかった。

かえって心配になってしまったが

比較的落ち着いて過ごしていたし

私が作ったおかずや買っていった物も

割りとちゃんと食べてくれた。

 

今回も入院中は実家に行く回数を増やし

週末は泊まったりして

なるべく一人にしないようにしていたが

いつもより長い時間一緒にいると

聞いたことを忘れてしまうスパンが

この数ヵ月でかなり短くなっていると

感じた。

 

兄が入院している事を話した5分後には

『兄ちゃん車あるから休みなんだね』とか

『全然2階から降りて来ないけど

ご飯食べたのかな』などと繰り返し

聞かれた。

『兄ちゃんは入院中だよ(^_^;)』と言うと

『入院?どこが悪いの?』というセリフの

無限ループ。

仕方ないこととわかっていても

何十回と繰り返していると

私の頭がおかしくなりそうだった(^_^;)

 

実家に泊まった日、

朝方トイレに起きたら

母の部屋から声が聞こえたので

最初はテレビの音かと思っていたが

良く聴くと母の声だった。

まるで誰かと話しているような口調なので

電話でもしているのかと思ったほどだ。

 

少し前に兄が

『よく一人で喋ってるんだ』と言っていたので

この事かと納得した。

 

何にせよ、しっかり食べて寝て

健康に安全に穏やかに過ごしてくれたら

もうそれで良いや...。