認知症と向き合い、もがく日々の記録。

認知症になった母と向き合う日々を綴ります。

気持ちの周期。

疲れが溜まってくると
母からの電話に出るのが苦痛な時もある。

本当に信じられないくらい
同じ話を繰り返す。

一度の電話で一回ならまだ良いのだが
たった今話した事をエンドレスで
話すので気持ちに余裕がある時でないと
気が狂いそうになる。

当の本人は毎回初めてのつもりで
話してるから

『それ今聞いたよ』とか
『何回同じこと言うの?』なんて
口が裂けても言えない。

同居している兄妹に出来るだけ負担を
かけたくないのだ。

週に1、2回病院に付き添い
買ったものと作りおきのおかずを
届けるだけの私には
せめて、話し相手ぐらいにならないと
毎日一緒にいる兄妹は
休まる時がない。

出来ることは精一杯したいと思っているが
私自身も、ただいま絶賛更年期障害
正直しんどい...。

同じ話を聞くのも辛いが
同じ質問をされて毎回初めてのように
説明するのも本当に疲れる。

出来る事なら説明を録音しておいて
聞かれたらスイッチオンしたいぐらいだ。

認知症は本人にしかわからない大変さや
歯がゆさもあるだろうけど、

対応する周りの家族の心も疲弊させる
厄介な病だとつくづく思う。