認知症と向き合い、もがく日々の記録。

認知症になった母と向き合う日々を綴ります。

忘れてるんだよ...。

早朝パートを終え、少し横になって

ウトウトしてるところに着信。

 

今日も盛大に妄想話をする母。

いつもの事なので上手く話の軸をずらして

なだめようとしたが

今日は一段と頑固な様子で、しまいには

『お父さんはもうずっと一緒に暮らしてない!

それを忘れるほどボケたりしてない!』と

言い出した。

 

う~ん....( -∀-) 

思わず言葉に詰まってしまった。

 

『色々忘れてるのよ。』って言えたら

どんなに楽だろう。

でも、言ってしまったらきっと後悔する。

 

その後も必死に説明したが、

まぁ伝わらない┐('~`;)┌

 

母からすれば

すっぽり抜け落ちてる事を説明されても

理解できないのは当然だ。

むしろ、

『私の娘はどうして有りもしない話を

するんだろう?』と困惑してるんだろう。

 

最後は、『アンタとはもう話しない。』と

言って電話を切られてしまった。

 

寝ぼけてる私に訳のわからん妄想話で

いちゃもんつけて

勝手に電話を切られるという理不尽。

わかってても毎回心をへし折られる( ´-ω-)

 

認知症とは何と恐ろしい病だろう...

 

何て考えながらボーッと過ごしてたら

2時間後、

 

『重たいのに悪いんだけど、次に来る時

お米買ってきてくれる?』と

ケロっと電話してきた。

 

もちろん、何もなかった事にして

『わかったよ~( ´ー`)持ってくね~。』と

答えて電話を終えた。

 

『忘れてるなら良かった』と思うと同時に

悪態つかれた事をなかった事にして

対応する心のしんどさで

ドッと疲れた。