認知症と向き合い、もがく日々の記録。

認知症になった母と向き合う日々を綴ります。

ウソも方便って事で。

母が繰り返し話す昔の苦労話は

私が生まれる前の事も多いので

ウソか本当かがわからない場合も多い。

 

今の母は全てが真実と思って話しているから

ウソをついているつもりがない事は

わかっている。

 

母の話を聞く時は、基本的には否定せず

『そうだよね、うん、うん、』と

受け答えをするようにしている。

 

あまりにも事実と違って

私が肯定する事で話が良くない方向に

行きそうな時は、

あからさまに否定せず、

少しずつ内容の軸をずらしたり

 

『ごめん!

ちょっとお腹痛くなってきちゃった(^o^;)

トイレ行ってもいい?』と

一旦、その場から離れて時間を置くように

している。

 

少し時間が経つと母も落ち着くし...

というか、

ついさっきまでのエキサイトぶりが

ウソのようにすっかり忘れて

『お茶飲む~?(^-^)』とか言うので

 

ウソをつくのは胸が痛むけれど、

『ウソも方便』と割り切って

お互いに少しでも和やかでいる方が良いと

思い込むようにしている。